original















菱型皿で多い色絵とは違い、シックな佇まいが珍しい品です。
青みがかった白磁に藍色の印判の菱型皿。
見込みには山水文、縁周りには青波や唐草の吉祥模様が描かれています。
漆器との相性もよく、現代ものの器と合わせて、普段使いにもどんどん取り入れたい器です。
裏に品57と印があり、統制陶器になります。
統制陶器とは昭和16年から昭和20年頃に生産された国が統制した陶磁器を言います。
印判とは明治以降に作られるようになった、絵柄を転写する絵付けの方法を言います。
転写シートに描かれた模様を陶器に写して焼きつける方法です。大量に作ることができるようになりましたが、当時は転写も手作業でしたから、現代のやきもののように完全ではありません。ズレていたり、薄くなっているところもあります。そこが印判の魅力のひとつでもあります。
古いものなので柄のかすれ、ピンホール、底面のよごれがあります。
黄ばみのあるもの、高台の小さなカケは見られますが、ヒビは見当たりません。
ご使用には差し支えないものです。
ご注文時には状態の良いものからお出しします。
サイズ 172×130mm H30mm 重さ220g
こちらの商品は古道具です。長い年月を経てきたキズ・シミ・錆・へこみ、ダメージなどがありますが、それらは古道具の味わいの一つとなっています。その特性を十分ご理解の上、ご注文頂きますようお願い致します。
すべて1点ものです。再入荷はございません。古道具との出会いは一期一会です。
良き出会いがありますように。